Question

中性脂肪と悪玉コレステロールが低い場合の病気

健診結果で、中性脂肪と悪玉コレステロールが低く、要精密検査と言われました。中性脂肪と悪玉コレステロールは、高いだけでなく低くてもよくないのでしょうか? 

低い原因、疑われる病気、低いままでいると発症する病気には何がありますか? また低い数値を上げて適正にし、数値をキープする工夫があれば教えてください。

女性/30代

2022/01/28

Answer

三大栄養素のひとつである脂肪(脂質)には、コレステロール(総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール)、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の4種類があります。このうち、コレステロールとリン脂質は細胞膜を構成する成分であり、さらにコレステロールはステロイドホルモンや食事の消化・吸収に欠かせない胆汁の原料です。


遊離脂肪酸はエネルギーとして活用され、中性脂肪は皮下や内臓に蓄えられて非常時のエネルギー源となります。悪者扱いにされることも多い脂肪(脂質)ですが、このように、私たちのからだに必要なものです。


中性脂肪やLDLコレステロールの数値が低い場合に考えられるのは、遺伝性のものも少なくありませんが、肝臓・甲状腺・膵臓などの病気や、吸収不良・貧血・感染症などが原因になるケースもあります。そのほか、食が細い方、やせている方、無理なダイエットにより食事制限している方や極端な偏食など、生活習慣上の問題で数値が低めに出ることもあります。


さらに、中性脂肪の値は運動や食事の影響を受けやすく、1日のなかでも変動しやすく、検査をしたときのからだのコンディションによって変化することが多いです。


したがって何が原因で低くなっているのか、からだに問題がないかを検査することが重要です。病気と認められた場合には治療が必要で、関連したほかの検査でも異常を示すことが多く、診断の助けになります。


一般的に、中性脂肪やLDLコレステロールの低下が病気でない場合は、低下した数値を増加させる必要はないと言われています。そのため、特別な治療を行わず、経過観察することが多いですが、栄養面に問題がある場合は、食生活を見直す必要があります。


栄養バランスのよい食事をとるためには、一汁三菜を目安にするとよいでしょう。1回の食事に、主食と汁物、おかず3品(主菜:肉や卵、魚、大豆などを1品、副菜:野菜やイモ、海藻、きのこなどが主材料を2品)が目安で、加えて乳製品と果物をとるとよいでしょう。


健康診断の全体的な結果も併せてみながら、原因となる問題があるかどうか必要な検査をして、生活習慣に問題がないかを見直すとよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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