Question

不安障害があり、姑との関係で結婚生活にもストレス

2年前に「不安障害(パニック障害)」と診断され、今、広場恐怖症はなくなったのですが、息苦しく、動悸がつらい日々がつづいています。考え方が違いすぎる姑との関係でもストレスが積み重なり、がまんをしつづけていたけれど限界を感じて主人に離婚を切り出したところ、私に直接連絡しないように姑に話をしてくれました。ストレスは減りましたが、一生会わないわけにもいきません。子どもを産むとつきあいが増えるので、自分の精神が心配で産みたいと思えません。結婚生活をつづけるにはどうしたらよいのでしょうか? 主人は優しく、いい人です。

女性/30代

2022/01/28

Answer

パニック障害になり、つらい症状を抱えながら、生活されてきたのですね。お姑さんとの関係で悩み、離婚を考えるほどだったとのこと。しかし、ご主人が対応してくれたことで、あなたとしては今はできれば結婚生活をつづけたいと思っており、ご相談をくださったと理解しました。


確かに、義理の家族となると、一生会わないでいるのはむずかしいかもしれませんね。ただ、あなたの場合、幸いにもご主人は優しく、理解もあるようなので、できる限り、ご主人に協力してもらってはいかがでしょうか? 例えば、会うときには必ずご主人にそばにいてもらうようにし、お姑さんと2人きりにならないようにするなど、あらかじめ対応策を練っておくのもよいと思います。ご主人があなたの味方になってくれれば、気持ちも少し楽になるのではないでしょうか?


また、子どもを産むことに関しても、前向きになれないとのこと。お姑さんと会わないことが最優先になってしまうほど、つらい状況なのですね。しかし今後あなたが、お姑さんとの関係が原因で、子どもをもつことに限らず、望んでいたことを諦めるとしたら、それはとてももったいないように思います。そして、お姑さんのせいでできなかったと思うことで、その先もずっと後悔したり、よりネガティブになったりしてしまわないか心配です。


子どもに関しては、ご主人の気持ちや意見も尊重すべき事がらですので、まずはご主人に不安な気持ちを伝え、相談してみてください。そのうえで、どのような対応をしていけばよいかを一緒に考えていくことが大切だと思います。


誰しも、苦手な人や合わない人と一生接することなく過ごしていきたいと思うものです。しかし実際にはむずかしく、そういう人とやり取りしなければならない場面は多々あると思います。そのようななかで人は成長し、人とのつき合い方や距離の取り方を学んでいくのかもしれません。あなたの場合も、ご主人のサポートを受けながら、お姑さんとの接し方を工夫していくことで、あなた自身が成長し、あなたのなかでお姑さんの存在が徐々に小さくなっていくという可能性もあると思います。


ただ、文面からだけでは、実際にお姑さんにどのような言動があったのかはわかりかねます。もしどうしても許せないことなどがあり、つき合い方を工夫することもできないような状態のときには、ご主人に相談し、できるだけ会わなくてすむ方法を考えた方がよいかもしれませんね。


あなたは現在も、通院治療を続けていらっしゃるのでしょうか? 息苦しさや動悸がつづくようでしたら、主治医に現状を伝え、相談するようにしてください。通院されていない場合には、再度受診することをおすすめします。出ている症状が治まると、気持ちの面でも楽になる部分があると思います。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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