過食嘔吐がやめられない

中学２年生のときから、過食嘔吐が続いているのですね。顔がむくんだり、太ったり、髪が抜けたりと、食行動によって大きな影響を受けている様子が伝わってきました。実際にからだや見た目の変化も経験し、やめたいと思いつつも、やめられないままでいるのですね。過食嘔吐自体のしんどさに加え、外見が気になる年頃でしょうから、さぞつらいことと思います。また、心臓や肝臓の痛みや黄疸といった不調も出てしまっているとのことで、大変心配です。

ふだんは高校へ通学し、アルバイトもしているのですね。将来は大学に行きたいという目標もあり、夢もおもちだとのこと。夢に向かってまっすぐ進んでいくためにも、過食嘔吐をやめたいという強い思いが伝わってきます。親御さんも、現在の状況をご存知なのでしょうか？　親御さんにこれ以上、迷惑や心配をかけたくないという、あなたの優しい気持ちも感じられました。

心臓や肝臓の痛みがあり、黄疸が出ているとのことですが、そもそも過食嘔吐について医療機関にかかったことはありますでしょうか？　過食嘔吐を克服するには、精神科などの専門医療機関での治療やカウンセリングが必要になります。やめたくてもやめられない状態になってしまっているのであれば、治療に少し時間がかかる場合もあります。今起きている心臓や肝臓の痛みや黄疸は、過食嘔吐が原因である可能性が大きいと考えられますので、親御さんとも話し合ってすぐに病院に行き、今あなたのからだに起きていることを正しく診てもらいましょう。

根本的には過食嘔吐を治療することが原則ですが、すでに症状が出ていますので、内科や総合診療科、女性診療科などを先に受診し、からだのケアをしながら、過食嘔吐の治療もしていきましょう。過食嘔吐の背景には、ため込んだストレスやうっせきした感情などが隠れていることがあります。ご自分では、過食嘔吐が始まったきっかけや、ストレスとなっているものについて、心当たりがあるでしょうか？　その根源となっているものについて検討していくことが治療に役立つ場合がありますので、ぜひ専門医やカウンセラーなどに相談しながら、少しずつ取り組んでいってくださいね。治療に取り組むうえでは、今あなたがもっている夢が、きっと助けになると思いますよ。