Question

ママ友付き合いが苦手。対人恐怖症の克服法

もともと人に注目されると顔が赤くなるタイプでしたが、周りの人たちに恵まれ、それほど悩まずやってきました。出産後、専業主婦になってから、ママ友との人間関係が難しく、人に対して構えるようになり、緊張で顔がひきつったり、あいさつ程度の会話をするにも恐怖を感じるようになってしまいました。買い物に行くのも「誰かに会ってしまったら?」と不安になります。でも本心では、これまでのように人と関わりたいのです。どうしたらよいでしょうか?

女性/30代

2022/01/28

Answer

人と関わることが怖いと感じる一方、以前のように人とうまく関わりたいという思いもあるのですね。不安や恐怖があると、そういった場面を避けて生活する人もいるかもしれませんが、あなたは克服しようと前を向いていることは、とても素晴らしいことだと思います。


今のような状態になってしまったきっかけは、ママ友との人間関係であったとのこと。プライベートの友人関係とはまた違い、子どもが関わることで生じるトラブルなどもあることでしょう。また、相性が合わない相手でも、子どもとの関わりのなかで、お付き合いをせざるを得ないいこともあると思います。ママ友という言葉には友が含まれますが、友だちというよりは、ほどよい距離を保って付き合う知り合い、くらいに考えたほうが、楽な気持ちで付き合えるかもしれません。


あいさつ程度の会話にも恐怖を感じるほどであれば、無理に会話をしようとがんばりすぎずに、笑顔であいさつをするだけにとどめておいても、よいのではないでしょうか? 会話をしなくても、きちんとあいさつをすれば、悪い印象は与えません。自分ができることから、少しずつステップアップしていければよいと思います。


緊張や恐怖を感じるというのは、もしうまく会話ができず、また嫌な思いをしたらどうしようという考えがよぎるからでしょうか? しかし、先のことまで心配しすぎると、どんどん不安が強くなり、自然なやりとりができなくなってしまうこともあります。少し肩の力を抜き、もし1人の人とうまくいかなかったとしても、ほかの人と交流をもてればよいといった程度に考えてみてはいかがでしょうか?


気の合うママ友が見つかればよりよいとは思いますが、人間関係はママ友以外にもありますよね。お子さんがまだ幼く専業主婦ですと、なかなかそれ以外の人間関係を築きにくい部分はあるでしょう。ただ、ママ友というコミュニティだけにこだわってしまうと、少しうまくいかないことがあったとき、ほかのコミュニティでの人間関係の選択肢がない分、ひどく落ち込んだり、自信を失くしたりする状況に陥りやすくなります。ですから、学生時代や仕事をしていたときなどの気心の知れた友人とも定期的に会うなど、あなたが安心して付き合える人との関係も大切にしていきましょう。そういった方々とのやりとりのなかで「人と関わりたい」という思いが満たされ、自信や余裕が生まれることで、不安や恐怖心も和らいでいくのではないでしょうか?


これまでは「周りにも恵まれた」とありましたが、あなた自身にも、よいところや人としての魅力がたくさんあったからこそ、周りの方々が力を貸してくれたのでしょう。あなたが築いてきた人間関係を大事にしながら、ママ友とはよい距離感をもって、お付き合いしていけるとよいですね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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