インフルエンザ治療薬の種類は? 吸入薬もある?

2021/12/21
インフルエンザの治療薬は数種類があると聞きました。どのような薬があるのでしょうか。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
インフルエンザの治療薬には、飲み薬、吸入薬、点滴の3種類があります。飲み薬としては、アマンタジン(商品名:シンメトレル)、オセルタミビル(商品名:タミフル)、バロキサビル(商品名:ゾフルーザ)、吸入薬ではザナミビル(商品名:リレンザ)、ラニナミビル(商品名:イナビル)、点滴ではペラミビル(商品名:ラピアクタ)があります。
アマンダジンとバロキサビルを除く薬は、いずれもノイラミニダーゼ阻害薬と呼ばれるもので、インフルエンザウイルスが増殖するために必要なノイラミニダーゼという酵素を阻害する薬です。投与期間・回数は、オセルタミビルとザナミビルが1日2回を5日間、ラニナミビルトペラミヒルは1日1回となります。
いずれのインフルエンザ治療薬も、診断のもと医師によって処方されますので、指示通り正しく服用することが大切です。また、因果関係は不明ではあるものの、インフルエンザ治療薬を投薬したあとに異常行動等の精神神経症状を発現した例が報告されていますので、小児・未成年者については、療養中に1人にしないようにするなど、注意することが必要です。


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