妊娠中に食べてはいけない食品はある?
初めて妊娠しました。健康な赤ちゃんを産むためには、食生活の注意も必要だと思いますが、妊娠中に食べてはいけない食品はありますか。
女性/30代
2021/12/21
妊娠中に食べたほうがよい食品、避けたほうがよい食品はありません。いろいろな食品を偏らず、バランスよく食べることが母体や赤ちゃんのために大切です。ただし、ビタミンAやヨウ素、カフィエンなど、摂取量に気を付けるべきものがあります。また、特に食中毒に気をつけること、魚介類の食べ方について注意することが必要です。
まず、食中毒ですが、妊娠中は妊娠していない人に比べて、リステリア菌に感染しやすくなることが報告されています。妊娠中にこの菌に感染すると、胎児に影響が出ることがあります。リステリア食中毒の原因食品としては、ナチュラルチーズ、生ハム、スモークサーモン、肉や魚のパテなどがあります。リステリア菌は、ほかの食中毒の原因菌と同じく、加熱すれば死滅します。冷蔵庫に入れておいたから大丈夫と思わず、表示されている期限内に、きちんと過熱して食べるようにしましょう。
また、魚をよく食べる人は、水銀濃度の高い魚介類を食べ過ぎないように気をつけることが必要です。注意が必要な魚介類には、クジラやイルカ、キンメダイ、メカジキ、クロマグロ、メバチマグロ、エッチュウバイガイ、キダイ、マカジキ、ユメカサゴ、ミナミマグロ(インドマグロ)、ヨシキリザメ、クロムツなどがあります。一方、キハダ、ビンナガ、メジマグロ、ツナ缶、サケ、アジ、サバ、イワシ、サンマ、タイ、ブリ、カツオなどは、特に注意する必要はありません。
厚生労働省は、食中毒に関する妊産婦への情報提供として、ホームページ『これからママになるあなたへ』を公開しています。一度確認しておくことをおすすめします。
●『これからママになるあなたへ』(厚生労働省のHP)
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /
関連するキーワード
関連する病気
みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能
※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。