『糖尿病食事療法のための食品交換表』の見方

2022/01/28
糖尿病のため食事療法をしています。『糖尿病食事療法のための食品交換表』の見方を教えてください。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
適正なエネルギー量で、栄養のバランスのとれた献立ができるように工夫されているのが『糖尿病食事療法のための食品交換表』です。食品交換表では、エネルギー計算が簡単にできるよう、1単位を80kcalと決めています。80kcalを1単位と定めているのは、日本人が日常生活でよく食べる食品の量が、80kcalか、その倍数になっているためです。例えば、卵は小1個(50g)が1単位、バナナ中1本(正味100g)が1単位、食パンは1斤6枚切りの1枚(60g)が2単位などです。
また、食品交換表では、日頃よく食べられている食品を、栄養素的な特徴ごとに次の6つに分けています。
表1:穀物・芋・炭水化物の多い野菜と種実、豆(大豆を除く)
表2:果物
表3:魚介・肉・卵・チーズ・大豆とその製品
表4:牛乳と乳製品(チーズを除く)
表5:油脂・多脂性食品
表6:野菜(炭水化物の多い一部の野菜を除く)・海藻・きのこ・こんにゃく
同グループの食品は、どの食品でも1単位中に含まれているエネルギー量と栄養素の種類がほぼ同じですから、単位数が同じなら、交換が可能です。ただし、違う表の食品とは交換できないというのが原則です。主治医や管理栄養士に相談して、1日の単位と、どの表から何単位とるかを確認してから使うとよいでしょう。


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