不妊の原因を調べる検査法
結婚して2年半、自然に任せていましたが妊娠しません。妊娠しない原因を調べたいのですが、どのような検査がありますか?
女性/30代
2022/01/28
不妊の原因を見つけるための主な検査を紹介します。
①基礎体温の測定
これにより排卵の有無がわかり、毎月のパターンから排卵日の予測ができます。また、黄体機能不全の有無や不正出血か月経かを推測できます。
②一般精液検査
男性側に不妊の原因があるかどうかを調べる検査です。精液検査では、射精精液量、精子数、精子濃度、運動率、奇形精子率などを調べます。精液検査には、4~7日間の禁欲期間が必要です。
③頸管粘液検査
排卵日近くになると、子宮と腟とを結ぶ子宮頸管が透明な粘液で満たされます。精子は良好な頸管粘液が存在している場合に子宮腔に進入できます。頸管粘液の量が少ない場合や、濁っている場合、粘り気が高い場合には、精子が子宮腔に進入できず妊娠には至りません。
④ヒューナーテスト(性交後試験)
排卵日頃に性交し、子宮頸管粘液中に動きのよい精子が進入しているかどうかを確かめる検査です。
⑤子宮卵管造影検査
月経直後に行うエックス線検査で造影剤を用いて、子宮腔や卵管の形を見る検査です。卵管の通過性、卵巣から排卵された卵子を取り込む卵管采の癒着の程度を知ることができます。
⑥経腟超音波検査
腟内に超音波断層装置を挿入し、子宮や卵巣の状態を画面に映し出す検査です。子宮内にある子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣のう腫といった病気の診断ができます。また、卵胞の発育の程度を知ることができます。
不妊の原因は女性だけでなく、男性側にあったり、また、男女双方に問題があることもあります。原因を明らかにするためにはパートナーである男性にも協力を仰ぎ、一緒に検査を受けることが大切です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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