Question

リンゴ病の予防法について知りたい

現在、妊娠6か月です。リンゴ病が流行していると聞き、感染を心配しています。予防法について教えてください。

女性/30代

2021/12/21

Answer

リンゴ病は正しくは伝染性紅斑といい、ヒトパルボウイルスB19が原因で起こる感染症です。咳やくしゃみなどによる飛沫感染やウイルスに触れることによる接触感染で人にうつります。感染すると10~20日の潜伏期間の後、頬に紅い発疹が現れ、続いて手や足にもレース状の発疹がみられます。発疹は約1週間前後で自然に消失します。


10歳以下の子どもが多くみられる病気ですが、大人にも感染することがあり、関節痛や頭痛などの症状がみられることも。また、妊婦が感染すると胎盤を通して胎児に感染することがあり、まれに胎児水腫(全身のむくみや胸やお腹に水がたまる状態)や流産の可能性もあるので注意が必要です。特に妊娠前半期のほうが危険性が高いとされています。


リンゴ病は紅い発疹が現れるころには、ほとんど感染力がなくなります。潜伏期のころに微熱や関節痛、鼻汁などのかぜのような症状が現れることがありますので、こうした症状のある人との接触を避け、手洗いやうがいをよく行うこと、咳エチケットが予防策となります。特に子どもが集まる学校や保育所などでは感染の機会が多くなりますので、注意をしてください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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