Question

健診で乳腺線維腺腫といわれた

健診で乳腺線維腺腫との結果でした。どういう状態なのでしょうか。

女性/40代

2022/01/28

Answer

乳腺線維腺腫とは、乳房の代表的な良性疾患で、10歳代後半から40歳代の人に多く起こります。コロコロとしたしこりで、触るとよく動きます。

マンモグラフィや超音波検査などの画像検査や針生検などで、線維腺腫と診断されることがあります。大きさが3cm以下で、悪性が否定され、40歳未満の場合では特別な治療は必要なく、経過観察することもあります。乳がんの発症とも関係ありません。

閉経後には徐々に縮小することが多いのですが、しこりが急速に大きくなる場合や3cm以上のものは摘出することもあります。

また、線維腺腫は葉状腫瘍との鑑別診断が重要になります。葉状腫瘍も乳房の良性疾患です。初期のものは線維腺腫に似ているものの、急速に大きくなることが多いのが特徴です。ほとんどが良性ですが、なかには良性と悪性の中間のものや、悪性のものもあります。線維腺腫で葉状腫瘍が疑われれば手術が必要になることもあります。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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