色覚異常の遺伝の仕方
色覚異常はどのような遺伝の仕方をしますか。
男性/30代
2022/01/28
色覚異常は、X染色体劣性遺伝によって遺伝します。
男性はX染色体を1つしか持っていないので、X染色体に色覚異常があれば、色覚異常になります。
女性はX染色体を2つ持っています。その両方が色覚異常でなければ、色覚異常は起こりません。ただし、どちらか1つのX染色体が色覚異常の女性は、遺伝的保因者となり、生まれる子どもに影響を与えることがあります。
色覚異常が子どもに遺伝する確率は次の通りです。
1)両親共に色覚異常のX染色体を持っていない
子どもは、男子も女子も色覚異常はありません。
2)両親共に色覚異常である
子どもは、男子も女子も色覚異常になります。
3)色覚異常ではない男性と遺伝的保因者の女性
子どもは、男子では色覚異常が50%、色覚異常ではないが50%、女子では色覚異常が50%、遺伝的保因者が50%になります。
4)色覚異常ではない男性と色覚異常の女性
子どもは、男子は色覚異常で、女子は遺伝的保因者になります。
5)色覚異常の男性と色覚異常のX染色体を持っていない女性
子どもは、男子は色覚異常ではなく、女子は遺伝的保因者になります。
6)色覚異常の男性と遺伝的保因者の女性
子どもは、男子では色覚異常が50%、色覚異常ではないが50%、女子では色覚異常が50%、遺伝的保因者が50%になります。
ただし、これはあくまでも色覚異常が遺伝する確率を表しているにすぎません。必ずこの通りに遺伝するわけではないことをご理解ください。くわしくは、眼科専門医に相談されることをおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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