しゃっくりの原因と止め方
しゃっくりが起こる原因と、止め方について教えて下さい。
男性/30代
2022/01/28
しゃっくりは横隔膜のけいれんによって起こります。原因がはっきりしないケースが大半ですが、笑う、食べる、話す、刺激のある食べ物や飲み物、心因性など、ちょっとした日常の動作や状況が引き金になることもあります。
通常は、数分経過すると自然に止まりますが、止まりにくいときの対策として、咽頭の機械的な刺激(水や氷水を飲む、食べ物を飲み込む、舌をやさしく引っ張るなど)、息をこらえる、紙袋を口にあてる(ビニール袋は使用不可)、眼球をやさしく抑える(迷走神経を刺激する)などがあります。
症状が長引く場合には、内服薬(漢方薬:柿蒂湯(していとう)、痙攣を抑える薬、向精神薬など)が処方されることもあります。
しゃっくりが長引く場合には、なんらかの病気が原因のこともあります。たとえば、手術などの治療により横隔膜が炎症を起こしている、肺炎、脳梗塞など脳の病気により呼吸中枢に問題がある場合などです。通院中の疾患があれば、主治医へ相談するようにしましょう。
新生児や乳児の場合は、筋肉をつかさどる神経が大人よりも未熟なため、大人よりも起こりやすいといえます。授乳により胃や腸が刺激される、排尿のために膀胱が収縮する、オムツが濡れているなどの理由で始まることもあります。
治るのを自然に待っていてもよいのですが、オムツが濡れていれば取り替える、母乳やミルク、白湯を飲ませる、母乳やミルクを飲んだ後なら静かに抱いて背中をさする、軽くトントンと叩いてみるなど、試してみるとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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