鼻水をすするのはよくない?

2022/01/28
鼻水はすすらないほうがよいと聞きました。本当ですか。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
のどと鼻と耳はつながっているので、風邪をひいたときなどに鼻水をすすると、鼻水の中に含まれる細菌が耳管を通じて耳(中耳腔)に侵入しやすくなります。とくに子どもの場合は、大人と比べて耳と鼻の距離が近いことに加え、水平に近い位置にあるので、より侵入する可能性が高く、中耳炎などにつながりやすいのです。
また、鼻をすすることが癖になると、中耳腔内に陰圧がかかり、耳管が閉鎖し滲出液が溜まる状態になるので、滲出性中耳炎、ひどくなると真珠腫性中耳炎や癒着性中耳炎などに進行することがあると考えられます。
このため、鼻水はすすらず、かんで出すことおすすめします。
正しい鼻のかみ方を紹介しましょう。
①片方の鼻をきちんと押さえ、片方ずつかみます。
②鼻をかむときには、口から息を吸います。鼻を押し出すために、空気をたっぷり取り入れます。かみにくいときは、あごを少し上に上げると空気が通りやすくなります。
③強くかみすぎないよう、ゆっくり、少しずつ、かむことが大切です。


みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。