子どもが発熱 インフルエンザが心配

学校でインフルエンザが流行しているなか、急な発熱と頭痛があるとのこと。比較的元気なこと、嘔吐や意識障害などの心配な症状がない様子なので、今夜は安静にして自宅で様子をみてもよいでしょう。ぬれたタオルや氷枕の使用で頭痛が少し楽になることがありますので、ご本人が嫌がらなければ試してみてください。

一方、解熱剤の使用についてですが、以前の処方薬を家族の判断で服用させることはおすすめできません。万一、インフルエンザであった場合、解熱剤の使用には特に注意が必要です。

小児科ではインフルエンザにかかったときの解熱剤として、主にはアセトアミノフェンが処方されます。サリチル酸やジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸を成分とする薬剤は、ライ症候群のリスクや急性脳症発症時の致死率の上昇と関連している可能性が指摘されており、15歳未満には使用すべきではないとされています。

水分を十分とらせて、ゆっくり眠れるようであれば、様子を観察されることをおすすめします。