Question

ワーファリン服用中に注意すること

ワーファリンを服用しています。副作用に出血とありますが、日常生活で注意することを教えてください。

男性/40代

2022/01/28

Answer

ワーファリンは、血液が本来持っている「血液を固める」働きを阻止する作用・効果があります。したがって薬が効きすぎている場合には、血液が固まりにくくなり、出血しやすい、止血しにくいという副作用が生じる心配があります。ちなみに、出血による症状で多いのは、皮膚の内出血、鼻血や歯ぐきからの出血、外傷の傷口からの出血、月経過多、血痰(けったん)、血尿や血便、貧血症状(立ちくらみやふらつきなど)などです。


そこでワーファリンの服用中には、定期的に血液凝固検査の「プロトロンビン時間(PT)検査」を行い、薬の効き具合を確認しながら、出血傾向が強くならないように、薬の服用量を管理します。


ワーファリンの服用量が適量であっても、体調によって出血傾向が強く現れることもあるので、普段の生活のなかで出血が起こらないように注意が必要です。具体的には、打撲や外傷をしやすい運動、オートバイ乗車は避けるか、慎重にしましょう。 また、些細なことでも傷ができると止血しづらいので、鼻を強くかんだり、歯ブラシやひげそり(とくに剃刀)の使用時も傷ができないように丁寧に行いましょう。


外から見える出血は気づきやすいですが、内臓で起こっている出血は発見が遅れやすいので注意が必要です。日頃から自身の体調の変化には注意し、気になることは早めに主治医に相談をするようにしてください。


その他、歯の治療を受けるときなど、ほかの病気で治療や処置を受ける際には、必ずワーファリンを服用していることをあらかじめ医師に報告することも大切です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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