コロナ禍でネットゲーム依存気味の息子が心配
中学生の息子がコロナ禍でネットゲームで遊ぶ時間が増え、朝起きられずに学校を休むこともあり、依存症ではないかと心配です。対処法を教えてください。
女性/40代
2021/12/21
コロナ禍で中高生がインターネットやゲームをする時間が増えたという調査報告があります。外で遊ぶ機会が減ったうえに、在宅学習でネットにつながる機会が今まで以上に増えたことが影響しているようです。
さて、対処法ですが、ネットゲームはゲームを続けたくなる仕掛けがたくさん組み込まれています。さらに、たいていはオンライン上に仲間もいて日常では得にくい承認欲求が満たされるので、やめるのも、やめさせるのも困難です。ただ、意外にも本人は「このままではまずい」「やめたい」という気持ちを持っていることが多いようです。ですから「やりたいけど、やめたい」という相反する気持ちの葛藤に寄り添うことが対処法の一つです。
たとえば「やめたい気持ちがあるのにやっちゃうんだね。やめるのはなかなか難しいね」など、まずは葛藤を葛藤のまま認めると、双方の気持ちがかみ合うようになります。さらに責めるのではなく「お母さんもすごく心配なの」と、自分の気持ちをしっかり伝えるのも効果的です。
もし、やるべきことがいっさい手につかず、食事や入浴もしなくなっている場合は、自己コントロールが効かなくなっている状態なので、専門の医療機関へ相談されるのがよいでしょう。
まずは精神保健福祉センターなどの機関へ相談されてみてはいかがでしょうか。打ち明けるだけでも気持ちが楽になり、専門家の助言から今後の見通しがもてるようになると思います。
※2022年1月31日時点の内容です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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