在宅勤務から出勤する生活に変わってつらい
在宅勤務から、また出勤する生活に変わりました。とても気が重く、やる気が起きません。
男性/40代
2021/12/21
コロナ感染への不安もある中で、今までとは違うやり方に慣れていくのは大変なことだと思います。そして単に元通りの生活に戻るということではなく、現在も感染の可能性はあり、出勤自体が在宅に比べて感染の心配が出てくるかもしれません。生活リズムや運動量、仕事内容などもまた、変化するでしょう。人との接し方も、オンライン機器の画面越しから直接対面になります。良し悪しはともかく、これも変化です。
このように、変化に対応していくことは、ストレスとなります。社会全体が「感染予防をしながら、社会活動も行っていく」という状況に変化しています。有効な治療薬やワクチンが開発されるまで、いつまた状況が変わるかという緊張状態がしばらく続いていくことでしょう。
私たちは今、こうした共通のストレス状況に継続的におかれています。次第に疲れがたまっていき、心身に影響が出てくる可能性も、コロナ以前に比べて高くなっているのです。
ご相談の件ですが、コロナ以前から会社内で人間関係や仕事上で何らかのお悩みを抱えていたのであれば、このストレス状況の影響で、よりそのつらさの度合いが増してしまったのかもしれません。元々持病やメンタル面での不調があったのなら、ストレス下でより悪化しやすくなります。特に問題を感じていなかった方でも、急につらく感じたり、気分が晴れなかったり、何をするにもおっくうさを感じたりするなど、気分の変化がみられることはストレスの渦中では珍しいことではありません。
このようなときに、自分を責めたり、早くよくなろう、元に戻りたいと焦ったりするのは逆効果です。まずはいつも以上に自分をいたわること、そして一人で抱えこまず、信頼できる周囲や会社の方々、専門機関などの力を早めに借りるようにしましょう。
※2022年1月31日時点の内容です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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