Question

頭痛と吐き気があり、新型コロナ感染症や熱中症が心配

頭痛と吐き気の症状があります。新型コロナウイルス感染症や熱中症ではと心配です。受診の目安を教えてください。

男性/30代

2021/12/21

Answer

頭痛や吐き気は、新型コロナウイルス感染症と熱中症に共通する症状です。新型コロナウイルス感染症が流行していても、真夏日(30℃以上の日)など気温が高くなる日では特に、まず熱中症を疑ってください。ただし、頭痛や吐き気を伴う命にかかわる病気はほかにもあります。頭痛と吐き気という症状だけから、受診すべきか否かを判断するのは容易ではない場合もあります。迷ったら受診行動を選択してください。


気温が高い日は、熱中症を疑ってみる

頭痛、吐き気、全身の倦怠感、筋肉痛、関節痛、発熱など新型コロナウイルス感染症と熱中症には共通する症状が多くあります。注意すべきことは、熱中症の場合、重症のまま放置すると直ちに命にかかわるような一刻を争う病気であるという点です。


●熱中症の症状

【軽症】

・めまいや立ちくらみ(一過性の意識消失いわゆる熱失神)

・大量の発汗、筋肉の痛みや硬直(熱けいれん)

【中等症】

・頭痛

・吐き気

・倦怠感・虚脱感(熱疲労)

【重症】

・症状は中等症でも自力で水分摂取のできない場合

・体温が過度に上昇

・意識障害(熱射病)


●熱中症が疑われる場合の対応

・40度以上の発熱および重症では直ちに救急搬送が必要。

・涼しい場所に移動させる(日陰やクーラーの効いている場所)。

・身体を冷却する。衣服を緩め、うちわや扇風機などで扇ぐ。冷たいタオルや冷却材等で首筋、脇の下、大腿の付け根の前面に当てて太い血管を冷やす。

・意識がはっきりしている時は、経口補水液やスポーツドリンク等を飲ませる。


暑熱環境(熱中症になる環境・生活)を避け、脱水にならないように水分補給をしておけば、頭痛や吐き気の症状の原因が熱中症ではなく、新型コロナウイルス感染症やその他の病気の可能性を疑えることにつながります。新型コロナウイルス感染症は、症状だけでは診断できない(無症状の場合もある)ため、医療機関で新型コロナウイルス感染の有無をPCR検査などで確認する必要があります。


すぐに大きな医療機関を受診したほうがいい頭痛

【症状】「日ごとに痛みが増す」「脱力、しびれ、けいれん、嘔吐などの随伴症状が出ている」「血圧が高い」「発熱、発疹を伴う」など。

【対応】すぐに医療機関を受診することをおすすめします。これらの症状には、くも膜下出血、脳梗塞(脳出血)、脳腫瘍などの重篤な頭痛が含まれている可能性があるからです。また、息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、発熱症状のいずれかがある場合には、新型コロナウイルス感染症の疑いがあるため、受診前に医療機関に連絡をした上で、かかりつけの内科を受診することをおすすめします。


※2022年1月31日時点の内容です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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