新型コロナ感染症で自宅療養する際の留意点は
新型コロナウイルス感染症の診断を受けた人が自宅で過ごす場合、本人やその家族はどのようなことに気をつければよいのですか。

女性/30代
2021/12/21
①部屋を分ける
感染者は外出を控え、同居の家族とは部屋を分けて過ごしてください。部屋を分けられない場合は、少なくとも2m以上離して、仕切りやカーテンでエリアを区切ってください。食事はできるだけ自室でとり、使い捨ての食器を使い、食後はビニール袋に入れて閉じて捨ててください。
②看病はできるだけ1人が担当する
基礎疾患のある人が看病にあたるのはなるべく避けてください。看病する家族は、特に毎日2回は体温測定をして健康管理を行ってください。
③感染者に接触するときはマスクを着用する
看病するときは、感染者も看病する家族もマスクを着用し、排泄物・体液に触れる場合には、使い捨てのエプロン(大判ごみ袋で代用可)や手袋を使いましょう。使用後はビニール袋に入れて閉じて捨てます。部屋を出たらすぐに手洗い・手指消毒をしてください。
④感染者は小まめに手洗い・手指消毒をする
感染者がトイレや浴室など家族と共用する空間に入るときは、手洗い・手指消毒をし、マスクを着用してください。入浴の順番は最後とし、使用後は浴室内をシャワーで洗い流し、換気を行いましょう。
⑤日中はできるだけ換気をする
感染者の部屋、同居する家族のいる部屋の窓はそれぞれ1時間に1回、5分から10分ほど開けて、別々に換気をしましょう。換気扇や外気を導入できるエアコンを使っても構いません。部屋の対角線上に窓を開けて空気の流れを作ると有効です。
⑥手の触れる共用部の掃除・消毒を忘れない
ドアノブ、照明スイッチ、リモコン、洗面台、蛇口の栓、トイレのレバー、手すり、テーブルなど手のよく触れるところは1日1回から2回、100倍希釈した家庭用洗剤で消毒して拭き取ります。トイレは感染者が使用するたびに、便座、流水レバー、ドアノブなどをアルコール(濃度60%以上)または薄めた漂白剤(0.05%次亜塩素酸ナトリウム水溶液)を含んだキッチンペーパーやテッシュで拭き取ってください。
⑦感染者が使用した寝具・衣服の洗濯について 感染者とはタオルや衣類の共用を避けましょう。感染者の体液が付着している可能性のある枕カバー・タオル・シーツ・布団や衣類は、10分以上80℃以上のお湯で消毒した後に通常の洗濯をしてください。気になる場合は、同居する家族と分けて洗濯しましょう。
⑧感染者のごみは密閉して捨てる
感染者専用のごみ箱をつくり、まず大きめのビニール袋をかけておきます。感染者の鼻水や唾液、痰が付いたテッシュや看護に使用したものはそれが入るサイズのビニール袋に入れ、口を閉じてごみ箱に捨てます。最後に大きめのビニール袋の口を閉じ縛ってごみに出しましょう。
※2022年1月31日時点の内容です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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