収縮期血圧と拡張期血圧の差について

2021/12/21
上の血圧と下の血圧の差は大きいほうがよい? それとも、小さいほうがよい?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
収縮期血圧(上の血圧)は太い血管の状態、拡張期血圧(下の血圧)は細い血管の状態を表しています。この差を脈圧といい、健康的な血管であれば、上と下の血圧の差は通常40~60mm Hgです。
太い血管に動脈硬化が起きると、収縮期血圧が上がり、拡張期血圧は下がります。この差が大きいほど、動脈硬化が進んでいるといわれます。一方、収縮期血圧は正常なのに、拡張期血圧が高くなっているのは、高血圧の初期段階にみられる状態です。
なお、若い人では動脈硬化がなくても拡張期血圧が高い場合があります。これは、ストレス、喫煙、運動不足、肥満、過量飲酒などが原因で、細い動脈が緊張していることによる影響です。


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