在宅勤務になって肩こりが悪化、緩和したい

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、在宅勤務が増えるなかで、肩こりの症状を強く感じる方が少なくないようです。肩こりの一般的な原因は、首や背中が緊張するような姿勢での作業、前かがみなどの姿勢、運動不足、精神的なストレス、連続して長時間同じ姿勢をとること、冷房などです。

在宅ワークでは自宅はオフィスのように仕事をする環境が整っているとはいえません。自宅にOA用の机やいすがある方もいますが、ダイニングテーブルやローテーブルなどで作業をする方も多いと思われます。この場合は、画面をのぞき込み、前かがみで首や背中が緊張するような姿勢になります。また外出自粛や慣れないデスク環境下のワークが続くことによる精神的ストレスや運動不足なども一因と考えられます。

＜予防法＞

■同じ姿勢を長く続けない。

長時間、前かがみの姿勢で作業を続けるときは、時々休憩して、首を回す、肩を動かすなど、筋肉をほぐすようにしましょう。

■適度な運動や体操、ストレッチをする。

筋トレやヨガなど、動画を見て取り組むのもよいでしょう。作業間のストレッチや体操のほかに、ジョギングやウォーキングなどは、3密にならないように留意すれば気分転換を図りやすい運動といえます。

・肩こり体操を日課に

肩をリラックスさせる体操は、頭を左に傾けて、左肩を上に上げます。その状態で、左肩を後ろから前に10回回します。右肩も同様に10回回します。左右の2回ずつ行いましょう。

・肩のストレッチ

頭を左に傾けます。そのまま5～10秒動かずにいます。そして、頭をゆっくり戻します。右側も同じように行います。左右2～3回ずつ行いましょう。次に、頭を左側に向けます。そのまま5～10秒止まります。そして、ゆっくり正面に戻します。右側も同様に行います。左右2～3回ずつ行いましょう

■蒸しタオルなどで肩を温めて筋肉の血行をよくし、疲労をとる。

■入浴して体を温め、リラックスする。