Question

子育てはひと段落したが夫に手がかかる

夫は昔から物忘れや紛失が多く、こだわりや思い込みも強くて自己主張ばかりです。うつ病で心療内科にかかっており、主治医から発達障害の特性があるとも言われています。

女性/50代

2021/12/21

Answer

ご主人は、忘れ物や失くし物も多く、こだわりや思い込みも強いのですね。主治医から、発達障害の特性があると話があったとのこと。相手の気持ちを察することが苦手で、あなたのつらさや負担感、またこんなに悩んでいることに気づいていないことも考えられます。それにうつ病も患っているということですから、ご主人のこだわりは周囲の方だけでなく、ご本人も苦しめていることが推測されます。


こういった特性のある方の場合、本人の自覚の有無は別にして、パートナーであるあなたや周りのサポートによって何とか社会人としての生活が成り立ってきたということが考えられます。ご主人自身がそれを自覚して感謝の気持ちを持っていたり、それを言葉にしてくれたりするとサポートにも少しやりがいが感じられると思いますが、期待してしまうと報われず、かえってつらく感じられるかもしれませんね。


子どもが成長するように、ご主人にも変化があると期待していたらがっかりすることも多かったかもしれません。変わることを期待するのではなく、得意なことと不得意なことがあることを理解し、不得意なことについては何か工夫ができないか、こだわりのあるご主人にとってどのような工夫なら受け入れて実践できそうか、ご本人と話し合えるとよいかもしれません。


また、言わなくても気づいてほしい、察してほしいというのは難しいことが多いので、やってほしいことはできるだけ明確に具体的に伝えたほうがよいでしょう。わかってほしいことについてはしっかり言葉で伝えていきましょう。気づかないのではなく、気づくことができないのだと理解すると伝えやすくなるかもしれません。


夫婦や家族だけで難しい場合には、主治医に相談してコツを教えてもらったり、主治医も交えて話し合ったりする機会を持ってもよいかもしれません。


今はお疲れがたまっているご様子です。一人で抱えこまずに、あなた自身が相談できる場もつくってください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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