Question

うつ病を理解してくれない妻

仕事上のストレスから、うつ病と診断され、3か月間の休職を経て復職しました。しかし、今でも朝起きるのがつらくて出勤できない日があります。また食欲もなく、気力が上がらないため、休日に妻と外出できない日もあります。そんなとき妻から「また甘えている」「怠けているだけ」などと責められると、とても傷つきます。この病気のつらさを、妻にどうしたらわかってもらえるのでしょうか。

男性/40代

2021/12/21

Answer

うつ病などのこころの病は、身体的な疾患やけがなどと違って、外見的、表面的にはわかりづらいため、その苦しさは周囲に理解されないことが多いのです。ですから、うつ病の代表的な症状である「憂うつ感」や「気力の低下」に対しても、「甘えている」「怠けている」という誤解を受けやすく、傷つく患者の方々も少なくありません。本来、家庭という空間は「もっとも安らげる居場所」であり、家族は「一番の理解者」であってほしいものです。あなたが、病気の苦しさを誰よりも理解し共有してほしいと願う奥さまから、そうした誤解を受けるのは、とてもつらいことだとお察しします。


あなたは、奥さまの言葉がきついあまり、つらい症状について正直に伝えられていないのではないでしょうか。「いわなくても気づいてほしい」と思いたくなるかもしれませんが、「外からは見えない症状」である以上、言葉できちんと説明する必要があります。たとえば、単に「起き上がれない」というより、「鉛のようにからだが重くて動けない」と伝え、「食べたくない」というより、「味が感じられない」と伝えるなど、より具体的な表現で訴えたほうが、奥さまもイメージがつかみやすく、理解にもつながると思います。


また、奥さまが厳しい言葉で責めてくるのは「あなたならできるはずなのに、なぜできないのか」という、あなたへの期待があるために、その落差を感じてしまうからだと考えられます。病気になる以前のあなたの元気なイメージが、そうさせているのかもしれません。だからこそ「つい苦しさを訴えてしまうけれど、それは病気の症状であること」「自分はしっかり治療をしているので見守ってほしい」という素直な気持ちを、ぜひ伝えてみてください。


それでも、なかなか理解が得られない場合には、主治医の力を借りるのもひとつの方法です。家族のいうことはなかなか信じなくても、専門家のいうことには耳を傾けることがあります。まず、主治医に「妻に病気への理解がなく、自宅でゆっくり休養することができない」ことを伝えてください。その上で、奥さまに受診に同行してもらい、主治医から、うつ病の症状や治療について具体的に説明してもらい「家族が協力することの重要性」も伝えてもらいましょう。


もし、奥さまが同行をいやがった場合は、事前に主治医と相談して「先生が家族からも話を聞きたいといっている」などと伝えて、なんとか同行してもらえるよう努力してみてください。病気の治療には、家族の理解が不可欠なので、主治医も協力してくれると思います。奥さまの理解と協力が得られ、回復に向かうことをお祈りしています。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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