入園を機に生活リズムを整えたい

入園を機に早寝早起きの習慣を作るために生活リズムを整えたいとお考えなのですね。幼児期の子どもにとって、早寝早起き、すなわち質の良い睡眠時間を確保し、規則正しい生活を送ること、良い生活習慣を作っていくことは、心身の健やかな成長のためにとても大事なことです。

生活のリズムは、食事の時間を一定にすると整いやすいといわれています。早寝早起きができるようになりたいとのことなので、まずは夕食の時刻を決めて夕食以降の過ごし方を見直すことから始めてみましょう。夕食の時刻が一定になるとその後の流れが作りやすくなります。

夕食後のテレビやビデオの視聴、遊びはだらだら続けないよう、ある程度の時間で切り上げるようにしてみましょう。このとき、あまり興奮しすぎる内容や遊びは避けたほうが良いでしょう。入浴、着替え、歯磨きなどの時刻や順番も毎日同じにすると、自然と「そろそろ眠る時間」であることを感じて、気持ちも眠りに向かっていきます。布団に入ってからは、子どもが安心して眠りにつけるよう、絵本を読み聞かせたり、子守歌を歌いながらトントンたたいたり、お子さんが好む方法でスキンシップや穏やかな時間を過ごせるように心がけてみましょう。

また、日中を活動的に過ごせるよう、朝食は必ずとらせましょう。朝起きたら、カーテンを開け日の光を浴びるようにすると体内時計がリセットされ生活リズムを整えるのに効果があるといわれています。

また、子どもの生活は、大人の影響を受けていることが少なくないので、子どもだけ早寝早起きにしようとしてもうまくいきません。ご家族全体で今の生活を見直し、規則正しく生活するための工夫を考えることも大切です。

ただ、毎日のことですから、無理のない範囲で、できることから始めてみることをお勧めします。