Question

生後8ヵ月、初めて迎える夏の注意点は?

生後8ヵ月の子どもです。生まれて初めて夏の暑さを経験しますが、快適に過ごすために、どのようなことに注意して、生活すればよいですか。

女性/30代

2021/12/21

Answer

1歳の誕生日を迎える前のお子さんは、まだまだからだの機能が十分ではありません。快適な夏が過ごせるように、周囲の大人が気を配る必要がありますので、その方法を紹介しましょう。


【部屋】

室内の温度が25~28℃になるように、エアコンや扇風機などを使って調節しましょう。 赤ちゃんに直接、風が当たらないように工夫してください。大人の汗がすぐ引くような温度では、赤ちゃんにとっては低すぎることがあります。



【衣服】

小さなお子さんはよく汗をかきます。首や腕など皮膚のくびれの部分には汗がたまりやすく、あせもの原因にもなります。夏の衣服はからだをしめつけず、手足の動きが自由に行え、吸収性や通気性のよいものを選びましょう。汗をかいたら、ぬるま湯でしぼったタオルでやさしくふきとり、着替えをし、沐浴やシャワーで、さっぱりするのもよいでしょう。



【食事】

赤ちゃんも大人と同じで、暑さによって一時的に食欲が衰えることがあります。


赤ちゃんが快適に過ごせるように室温を整え、水分が多い口あたりのよい離乳食を勧めてみましょう。


冷たいゼリーやプリン類、ヨーグルトなどは好んで食べることが多いようです。ミルクの温度も少しぬるめのほうがよく飲むことがありますので、調節してみてください。



【外出】

特に日差しが強くなる正午~14時の外出を避け、外出時は帽子や、赤ちゃん用の日焼け止めクリームなどで、紫外線から肌を守りましょう。


外出中は、麦茶、白湯などで、こまめに水分補給をすることが大切です。


屋外で汗をかいたままエアコンのきいた屋内に入ると、急にからだが冷えるので、たくさん汗をかいた後は、すぐに着替えを行い、掛け物などを常に持参して、気温や室温の変化に対処しましょう。



【虫刺され対策】

お子さんのやわらかな肌は、蚊に刺されやすく、ときに大きく腫れたり、刺されたところをかきこわして「とびひ」になったりすることもあります。外出時は肌の露出に注意し、赤ちゃん用の虫よけを使用しましょう。屋内では網戸などを使って蚊が侵入しない工夫をし、蚊取り線香や電気蚊とりなどを使用する場合には、煙やにおいのないものを選ぶとよいでしょう。刺されたときには、流水で洗い、腫れやかゆみがあるようなら、濡れタオルで冷やしましょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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