Question
毒性の強い食中毒の予防法
毒性の強い食中毒について教えてください。小さい子どもがいるのですが、どのようなことに気をつけると予防できますか。
女性/30代
2021/12/21
Answer
秋口までは、とくに食中毒が発生しやすい季節です。とくに毒性の強いのは、O157などベロ毒素を産生する大腸菌による感染で、腸管出血性大腸菌感染症と呼ばれます。
ご高齢の方やお子さまは、症状が強く現れることがあるため、日頃から予防につとめ、症状があるときには早めの受診が必要です。
汚染された食物をとり、12時間から72時間経過すると、症状がでない人や軽い下痢を起こす程度でよくなる人もいますが、微熱が出る、腹痛が激しくなる、水のような便が出ることがあります。さらには血便が出る、脳・腎臓・血液の異常をきたすなど重い症状に進行することもあります。
<食中毒予防のポイント>
・調理や食事の前、トイレの後は必ず石けんでよく手を洗います。
・調理器具は、清潔なものを使い、できるだけ熱湯で消毒するようにします。
・食料品を購入するときには、新鮮な食材を選び、冷蔵または冷凍保存し、早めに食べるように工夫します。
・食材はできるだけ殺菌力のある流水でよく洗ってから調理します。
・食材は十分加熱してから食べるようにします。食材の中心部の温度が75℃以上になるように1分以上の加熱が必要です。
・調理後は、長時間放置しないですみやかに食べるようにします。保存した食材はもう一度加熱するようにします。室温では菌が繁殖しやすいため、常温で保存しないようにします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
関連するキーワード
食中毒
O-157
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