小学生の子、朝起きられず遅刻してしまう
10歳になる子どもが、朝起きられずに学校に間に合いません。寝る時間が遅いからでしょうか。
男性/40代
2021/12/21
健康を維持するための睡眠時間として、小学生は1日9~12時間が推奨されています。必要な睡眠時間には個人差がありますが、睡眠習慣を整えるためにもっとも大切なことは、起床時間をはっきりと決めてその時間に起き、朝日を浴びることです。
覚醒と睡眠のタイミングを管理する体内時計は、起床直後の太陽光をもとにリセットし、1日の時を刻みます。リセットが毎朝起床直後に行われないと、その夜に寝つく時間が少しずつ遅れます。ベッドを日当りの良い位置に移動し、朝決まった時間にカーテンを開けて朝日を浴びることで改善することがあります。
睡眠習慣には、食事も大きくかかわっています。朝日で体内時計はリセットされますが、それをからだの隅々まで行き渡らせるためには、朝食が重要です。朝食は起床から2時間以内にとること、主食、主菜、副菜が揃っていることが理想です。また、早く就寝するために、夕食も早めの時間にとることも必要です。就寝時間の2時間ほど前までに夕食をとることが望ましく、翌朝空腹で目覚めることにもなり、睡眠や生活習慣の良い循環を生みます。学校の始業時間から、起床と就寝時間を決めるとよいでしょう。
また、夜型タイプの小児もいて、その場合は、睡眠習慣を整えるには一定期間が必要になります。朝日を浴びる、夜はテレビやスマートフォンなどの人工的な光を避ける(見ない)などの光環境の調整を、1か月ほど試してみるとよいと思います。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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