会社が怖く出社したくない

入社後、これまでがんばってきたことかと思います。ただ、指導係とうまくいかず、思い詰めている様子はとても気がかりです。

どのような状況で、何度も注意を受けるような事態に陥ったのかはわかりませんが、何度も同じことを言わなければいけない指導係のイライラ感も伝わり、そのような態度をされてご自身がつらさを感じるのも無理はないと思います。お互いの心情を含め、仕事を続けていくにはよい流れとはいいがたい状況のようですね。その流れを断つためには、どなたかの力を借りる必要があるように感じますが、一般的には上司にお願いするのが妥当ではないでしょうか。まずは困っている状況を説明したうえで、可能であれば指導係を含めた3人で、仕事の体制や方向性を再度整えたほうがよいのではと感じました。

上司に状況を説明する際には、困っている状況や物事に焦点を当てて話すとよいでしょう。「つらい」や「きつい」など、感情に焦点を当ててしまうと、理解が得られにくかったり「辛抱が足りない、もっとがんばりなさい！」と激励され、かえってつらさが増してしまう可能性もあります。伝えるポイントとして、注意を受けやすい部分や仕事上で困っているところなど、具体的な事例を挙げるとよいでしょう。また可能であれば、どういう形であれば仕事がしやすいか、ご自身が思い描く「解決像」を伝えることができれば、なおのことよいかと思います。

周囲に同僚がいれば話は別ですが、新入社員の頃は何かと心細さを感じるものです。職場で頼る人もいなければ、相談する人も見つからず、不安を抱えているのかもしれませんし、自分ができないことに対して恥ずかしさやとまどいを感じている部分もあるかもしれません。ただ、それは先輩や上司も同じように通ってきた道であり、ご相談者だけが特別ではありません。あまり思い詰めず、少し勇気を出して先輩や上司を頼ってみたり、家族や友人に愚痴を聞いてもらうなどし、1人で抱え込みすぎないようにしましょう。そして、時には「よくがんばっている」とご自身にねぎらいの言葉をかけてあげてくださいね。