首のしこりの症状については、粉瘤（アテローム）や脂肪腫、炎症に伴うリンパ節の腫れなどさまざまな可能性があり、経過観察するものから治療を要するものまで、その対応も状態によって異なります。

皮膚のすぐ下にある場合は、粉瘤や脂肪腫が考えられ、皮膚科や外科などで診察します。粉瘤は炎症を起こすと痛みますが、症状がなく自然に破れて中からうみが出て軽快することもあります。脂肪腫は圧迫症状、増大がなければ経過観察することもあります。そのほか、皮膚より深いところが腫れる原因には、リンパ節の腫れのほか、甲状腺や耳下腺の腫瘍などによる場合もあります。

一般的に首にしこりがある場合、炎症に続いて免疫反応の結果としてリンパ節が腫れてくることが多くみられます。また、むし歯や歯肉の腫れ、中耳炎といった局所の炎症、かぜや感染症による発熱などの全身症状の際にもみられます。

健康診断時にご相談された際は、問題ないと言われたとのことですが、しこりが反対側にも増えていて、症状に以前と違う変化があるようです。耳鼻咽喉科の主治医がいらっしゃるようなので、首のしこりの症状についてご相談されるとよいと思います。受診の際には、状況をよく理解していただくために、いつからどのように気づき、痛みやかゆみ、熱感などの自覚症状があるか、その他に気になる変化があるかなどについて、伝えるとよいでしょう。

検索結果

みんなのお悩みQ&A

のどにしこりができて押すと痛い

首に痛みはないが3～4㎝ほどのしこり

首の後ろのこぶ状のできもの

首のしこりが増えた

症状

首のしこり