首に硬いしこりがある。受診すべき？

一般的に、首の付け根や横、うしろなど、首のまわりにできるしこりは、リンパ節の腫れで起こる症状であることが多いようです。たとえば、かぜ症状、中耳炎、流行性耳下腺炎（おたふくかぜ）、発熱、むし歯、歯肉炎、外傷などが現在進行形である場合、もしくは回復後間もないときに、一時的にリンパ節が腫れることがあります。かぜなどが治ると炎症はおさまり、しこりもなくなります。

ほかにも、脂肪のかたまりである脂肪腫や粉瘤などの良性のしこりの場合もあります。

首すじに触れるしこりは、大きさ、硬さ、可動性、痛みの有無などさまざまです。からだのコンディションにより変化することもありますが、一般的には経過のよいものが多いようです。観察のポイントとしては、ほかにもしこりがないか、硬く動きが悪くないか、大きさや痛みが増してこないかなどが挙げられます。

しばらく様子をみても改善しない場合には、かかりつけの内科または耳鼻咽喉科、お近くの内科への受診をおすすめします。