視野検査

最終編集日:2022/7/29

一点を注視したときに周囲のどの範囲までが見えるか(視野範囲)を測定する検査です。正常な視野範囲は、片目ごとに上方60度、下方に75度、鼻側に60度、耳側に100度です。視野の異常は、両目で見ているときには気づきにくいのが特徴です。視神経の障害や緑内障といった目の病気は片方の目だけに起きることもあり、進行度合いも左右で異なることがあるため、左右別々に検査します。
検査は、視野計に顔を固定して行われます。中心のマーク一点に視点を合わせ、周りに現れる小さな光が見えたら、ブザーを鳴らします。


この検査でわかること

視野の範囲や欠落部を調べます。緑内障をはじめとする目の病気や脳の病気が疑われることもあります。とくに緑内障は、徐々に視野が狭くなっていくため、自覚症状を感じることはほとんどありません。定期的に検査を受けることが重要です。


視野検査に異常がある場合に疑われる病気

・緑内障
・網膜剥離
・糖尿病性網膜症
・網膜色素変性症
・視神経炎
・脳腫瘍など

監修

寺下医学事務所 医学博士

寺下謙三

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