総たんぱく

最終編集日:2022/7/29

血液中には100種類以上のたんぱく質が含まれています。総たんぱく(TP)とは、血液から赤血球、白血球、血小板の血球成分を取り除いた液性成分である血清に含まれているたんぱく質の総称です。
血清中のたんぱく質の多くは、食事で摂取したたんぱく質が胃や腸の中で分解され、さらに肝臓によって人体が利用しやすい形に合成されたものです。それらは臓器や筋肉、神経、皮膚、毛髪などの細胞組織の成分として使われたり、ホルモンや免疫物質などの成分になったりするなど、人体に欠かせない物質です。
ところが、低栄養や栄養の吸収障害などによる栄養不足が起こったり、多くのたんぱく質を合成している肝臓の機能に異常が生じたりすると、総たんぱくが減少することになります。また、血液中のたんぱく質を再吸収している腎臓の機能に異常が生じたときは、尿中にたんぱく質が流れ出てしまうため、総たんぱくが減少します。このように総たんぱくの数値は、栄養状態や、肝機能および腎機能の状態を知る目安になります。
検査は血液を採取して、血清中のたんぱく濃度を測定します。


基準値

6.5~7.9 g/dL
(日本人間ドック学会)


基準値より高い場合に疑われる病気

脱水症、膠原病、感染症、慢性肝炎、肝硬変、多発性骨髄腫など


基準値より低い場合に疑われる病気など

慢性肝炎 肝硬変 肝臓がん、ネフローゼ症候群などの腎臓病、栄養不良など

監修

寺下医学事務所 医学博士

寺下謙三

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