Question

健診で指摘される総たんぱくの低値を改善するには?

健康診断で毎回、総たんぱくの数値が低くなり、経過観察の結果になります。日常生活で注意するよう指摘されますが、何を改善すればよいのか教えてください。尿酸・尿素窒素も低値で、どのような原因が考えられるでしょうか?

女性/20代

2023/04/01

Answer

健康診断の結果、総たんぱくが低値で経過観察であったとのこと。毎回の指摘に、どうすれば改善されるのかとのこと。

血液中の総たんぱくは、栄養状態や肝臓・腎臓の機能の評価に用いられます。低値の状態に背景となる疾患があればその治療を行います。単にたんぱく質が不足している場合は、食事などで補います。今回は、日常生活改善と経過観察の指示なので、背景となる疾患を疑うほどの数値ではないことが、判定から推測されます。


尿酸・尿素窒素はいずれも、たんぱく質の一種のプリン体の代謝産物であり、体内で使われたたんぱく質の代謝産物です。これらが合わせて低値であれば、食事としてたんぱく質を積極的に補うことが必要なのかもしれません。

たんぱく質を補うために、以下の点を注意してみましょう。


●良質なたんぱく質を多く含む食品「肉、魚、卵、乳・乳製品、大豆製品」を毎日とる……動物性たんぱく質(魚や肉、卵、乳・乳製品)はからだの中で効率よく使われるたんぱく質です。大豆・大豆製品の植物性たんぱく質とともに積極的にとりましょう

●肉と魚は1:1を目安にする……たんぱく質と脂質の摂取のバランスを整えるうえでは1:1が理想的です

●毎回の食事で1~2品のたんぱく質を摂取する……量は少なくても構わないので、肉、魚、卵、乳・乳製品、大豆製品を偏らずにまんべんなくとることが理想的です。1日の摂取量の目安は、肉1品、魚1切れまたは1尾、卵1個もしくは納豆1パック、牛乳200mL

●摂取したたんぱく質の吸収のため他の栄養素もバランスよくとる……炭水化物(ご飯・パン・麺類などのエネルギーとなる食品)、緑黄色野菜、淡色野菜、海藻類、いも類、果物などの、さまざまな食品を不足しないよう、かつ食べすぎない程度にとると、バランスの整った食事になります

●欠食しない……欠食すると1食分の栄養素が不足します

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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