聴力検査
最終編集日:2022/7/29
聴力検査は、高い音、低い音の聞こえの状態を調べる検査です。
検査では通常、選別聴力検査という検査法を使用します。ヘッドホンを通してオージオメータという装置から聞こえてくる音、おもに周波数1000Hz(ヘルツ)の低音域、4000Hzの高音域の聴力を調べます。
検査でわかること
ふだんは両方の耳で聞いているため、検査をして初めて片方の聴力低下に気づくことがあります。1000Hz、4000Hzともに30dB(デシベル)の音圧が聞こえれば、「所見なし」、つまり異常なしと判定されます。
ただし、加齢により4000Hzあたりの高音域の聴力は低下するため、高齢者では40dB程度の音圧で聞こえれば「所見なし」と判定されることもあります。
ちなみに、ささやき声が約20dB、日常会話が50dB程度、電話の音が70dB程度です。
基準値
1000Hz 30 dB以下
4000Hz 30 dB以下
(日本人間ドック学会)
基準値より高い場合に疑われる病気
・難聴
難聴は、障害が起こっている部位によって、伝音性難聴、感音性難聴、混合性難聴の3つに分けられます。
・中耳炎
監修
寺下医学事務所 医学博士
寺下謙三
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