夏のむくみ改善術

最終編集日:2023/7/6

からだが何だかだるくて重たい、顔が腫れぼったい、足がパンパンで靴がきつい……。このような不調を「むくみ」と呼んでいます。からだの水分代謝がうまくいかず、皮膚の下に余分な水分がたまっている状態です。特に女性の場合は、男性に比べて筋肉量が少なく、また女性ホルモンの影響から1年を通じてむくみやすい傾向にあります。中でも、夏はむくみやすい季節といわれています。次のようなことに気をつけて、むくみを改善しましょう。


●からだを冷やさない

冷たいエアコンの風や冷えた飲食物の影響で、からだが冷えていませんか。冷えると血行やリンパ液の循環が悪くなり、その滞りがむくみへとつながることがあります。

冷たい風が直接肌に当たらないように服装を工夫する、体温より冷たい飲食物はできるだけ控える、1日の終わりにシャワーではなく、湯船につかってからだを温めるなど、生活に取り入れやすいものから始めてみましょう。


●水分の巡りをよくする

むくみたくないからと、水分摂取を控えるのは避けましょう。水分を控えると「抗利尿ホルモン」が分泌され、かえってからだに水分をため込もうとしてしまいます。また、コーヒーやお茶などカフェインを含む飲みものやアルコールには、利尿作用があります。特にアルコールには強い利尿作用があるため、体内は水分不足に陥ってしまい、これもむくみの原因になります。

水やノンカフェインの飲料で水分をとり、からだの水の巡りをよくすることが大切です。


●塩分のとりすぎに注意

夏はたくさんの汗をかくことから、ついつい味付けの濃い食べ物に手が伸びがちです。塩分過多になると血液中の塩分濃度を下げるために、からだは水分をため込もうとします。

夏が旬の野菜やフルーツには水分やカリウムを豊富に含んでいるものが多く、これらを食べることでからだに水分を補給し、また余分な塩分を排出してくれる効果があります。旬のものを進んで食事にとり入れるとよいでしょう。

監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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