足首から下の腫れと痛み

足首から下に腫れやむくみがあり、触れると痛みを感じるとのこと。むくみは大きく分けて、心臓、腎臓、ホルモンバランスの乱れなど、「体の病気が原因で起こるもの」と、立ち仕事や長時間のデスクワークにより夕方になると足がむくむなどの「生理的なもの」とがあります。

夕方の足のむくみは、重力の影響で足の静脈に血液が溜まり、静脈の内圧が上昇し、血管内から皮下組織に水分が押し出されることにより起こります。長時間にわたって立ち仕事を続けたりする場合は、よりむくみやすくなりますが、通常、血行がよくなれば翌朝には症状が軽減されます。

左右差のある足の腫れやむくみの原因は、打撲などの外傷によるもの、皮膚からの感染症、アレルギー性、血液がうっ滞する静脈性のもの、リンパ管の機能不全など多岐にわたり、専門診療科や治療法も異なります。

ご相談内容からは、足首から下の腫れや痛みで一時的に歩行も困難になるとのことですので、早目の受診をおすすめいたします。外傷があれば整形外科へ、皮膚の赤みや熱感を伴うようでしたら皮膚科へ、そのような状況ではない場合には、まずはかかりつけの内科へご相談ください。現在の症状のほか、全身の気になる症状に関してもお伝えし、専門診療科への受診が必要か判断していただくとよいでしょう。