梅雨からの夏バテ対策で暑さに備えよう!

最終編集日:2023/6/5

厳しい暑さや湿度の変化にからだが順応しきれず、食欲不振や倦怠感といった不調が現れることを総じて「夏バテ」と呼んでいます。湿度が高くなるこの季節から備えることで、夏バテしないからだをつくっていきましょう。


●胃腸に負担をかけない食事

湿度が高いとからだの中にも水がたまりやすくなり、漢方ではこの状態を「水滞」と呼びます。水滞は胃腸にも負担がかかり、消化不良、下痢・便秘などを引き起こし、また必要なエネルギーがからだに十分に与えられないことから、疲れやすくなることもあります。

食事は冷たいもの、脂っこいものはできるだけ避け、温かいものやスープ・汁物を積極的に食べるようにしましょう。特に、冷たいものは胃腸の熱を奪うため、食欲不振や胃もたれを加速させてしまいます。からだを温めるショウガ、胃の疲れに効くハチミツ、汗を抑えたりたかぶった気持ちを落ち着かせる酸味のある食べ物がおすすめです。


●からだを温めて「血」の巡りを促す

汗をかくことにからだがまだ慣れていないため、下半身は冷えて上半身が熱くなってしまう「冷えのぼせ」が起こりやすくなります。下半身を冷やさないように靴下やレッグウォーマー、腹巻きなどを活用するとよいでしょう。入浴時はバスタブに浸かってしっかりからだを温めることがおすすめです。

冷えを解消するために、運動や体操も積極的に取り入れましょう。特に、からだが冷えると首や肩がこわばりがちになります。ラジオ体操や軽いウォーキング、ストレッチなどで全身の血行を促進させるとよいでしょう。


●むくみ対策をしつつ「水」の巡りを促進

汗をかきにくい状態が続くと、からだに水分がたまって内臓の働きが低下します。これがむくみの原因になるため、しっかりと水分を排出できるからだをつくりましょう。れんこん、きのこ類、せり、ぜんまい、はと麦、赤小豆などには、余分な水分の排出を促す効果があります。

むくむからといって、水分を控えるのは間違いです。不足すると水分を蓄えようとする高利尿ホルモンが分泌され、かえってむくんでしまいます。室内・屋外での過ごす時間にもよりますが、室内の仕事であっても他の季節よりも小まめに多めに、1L程度を目標にとるとよいでしょう。夏に旬を迎える野菜やフルーツには、水分補給やからだの熱を下げる効果があるものもあります。今が旬のものを意識的に食べるもこともおすすめです。

監修

東邦大学医療センター大森病院 東洋医学科 准教授

田中耕一郎

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