なぜ起こる? 春の肌トラブル ~保湿で予防を
最終編集日:2023/3/2
春は肌のトラブルが多くなる季節です。「春のゆらぎ肌」ともいわれ、この時期になると毎年かぶれや湿疹、肌荒れに悩む人も多いことでしょう。春に肌トラブルが増える原因はおもに3つあります。
●気温の変化
冬の肌は厳しい寒さと空気の乾燥により、肌の中の水分も奪われがちです。その冬から続く春は、昼夜の寒暖差が大きく、肌はストレスフル。肌の水分と油分のバランスが崩れ、肌のバリア機能も低下気味になります。
●花粉やアレルゲンの増加
花粉やほこり、黄砂やPM2.5(微小粒子状物質)などが、強い春風にのって飛散します。それらが肌や衣類に付着することで刺激となり、肌にダメージを与えてしまうのです。特に花粉の多い日や風の強い日は、マスクや衣類で工夫して外出しましょう。帰宅したら速やかに入浴して、肌の清潔を保つようにします。すぐにお風呂に入るのが難しいときは、洗顔だけでもOK。その後の保湿も忘れずに行うようにします。
●ジリジリ強くなる紫外線
気温の変化やアレルゲンにより弱っている肌に、さらに追い打ちをかけるように刺激を与えるのが紫外線です。この時期から次第に紫外線も強くなるため、長時間の直射日光は避けるようにしましょう。衣類や日傘、帽子なで物理的に紫外線を防ぐほか、日焼け止めクリームなどを塗って肌を守ります。
乾燥の季節が過ぎても油断は大敵です。健やかな肌を守るためにも、引き続きしっかりとした保湿ケアを心がけましょう。
監修
保健同人フロンティアメディカルチーム
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