社宅での付き合い方に困っている
現在、夫と二人で社宅に住んでいます。同じ棟には夫の同僚や上役も住んでおり、社宅の会合やホームパーティーなど、たびたび顔を合わせる機会が多く、ストレスになっています。とくに夫の上役にあたる家族との交流においては、私の印象が夫の出世にひびくと思うといっそう気を遣ってしまい、何をしゃべったらよいのかわからず、何も話せなくなってしまいます。社宅での生活が苦痛で家から出るのもおっくうになり、引きこもりがちになってしまったうえ、周りからは無愛想で付き合いの悪い人と思われているのではないかと心配です。
女性/40代
2021/12/21
社宅での会合やホームパーティーなど、ご主人の上役や同僚の方々とご一緒する機会が多く、それがストレスとなっているとのこと。とくに上役のご家族とのお付き合いは、ご主人の出世に関係するのではと考え、気を遣われるのですね。家から出ることもおっくうに感じるほどですので、社宅での人付き合いが深刻な悩みの種となっているご様子です。
まず、人付き合いにおいて、気づかいができるのは素敵なことです。傍若無人に振舞う人よりも、気をつかいながら過ごす人のほうが好感をもたれやすい場合もあると思います。ですから、そう親しくない相手との交流の場合、その場に応じた挨拶ができている、かつ失礼な振る舞いをしていなければ、まずは合格と考えてみてはいかがでしょうか。
そして、この基本ラインに、“何ができるか”をプラスしてみるのはいかがでしょう。少し視点を変えてみて、いつでも誰とでも会話を楽しめる人はいったいどれくらいいるでしょうか。とても楽しそうに見える人の中にも、「じつは社交の場はあまり得意ではない」という方も結構いるように思います。こう考えると、うまく話せることを目標にしなくても、聞くことに徹してみるというのもひとつの方法です。
ただし、聞くときにはポイントがあり、「そうなんですか」「なるほど」などの相槌が重要な役目を果たしてくれます。相槌は短いですが、ひと言で自分の気持ちを表すことができますし、話す側としては、ひと言反応があるだけで話しやすくなったり、興味を持って聞いてもらっているようで嬉しくなったりします。会う前にご主人から相手の方の情報をもらい、好まれそうな話題をいくつか準備しておくのもよいですね。学校の発表と同じで、下調べや準備したものを奥の手として持っていると、気持ちに少し余裕が出て、緊張しすぎるのを防ぐ役目にもなります。
話す場にいることがどうしても苦痛だったり、居心地が悪く感じたら、動いてみるのもよいでしょう。会合であれば、係の人を手伝って荷物を運んだり資料を配ったり、パーティーであれば、上着を預かったり料理を取り分けたりと、自分の立ち居地が決まると、少し安心できるのではと思います。
ところで、そもそもご主人は、あなたに出世につながるような振る舞いをしてほしいと期待しているのでしょうか。または、社宅での付き合いを完璧にこなすべきだと考えていらっしゃるのでしょうか。以心伝心もありますが、話してみないとわからない面も多くありますので、この機会にぜひご夫婦で話し合ってみてくださいね。
あなたに合ったお付き合いのスタイルが見つかりますよう祈っています。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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