小6の娘のファッションが派手で大人っぽすぎる
小学6年生の娘のファッションがどんどん大人っぽくなってきています。周りの友達や雑誌に影響されてか、人気ブランドの洋服をほしがりますが、高価ですし、「派手で品がない」と思う服もあります。
母親としては、派手な服装で色気を出すのは早すぎる、異性関係に興味をもつよりもっと勉強して中身を磨いてほしい、と思うのですが…。どう接したらよいでしょうか。
女性/40代
2021/12/21
「まだまだ子ども」と少し前まで思っていた娘が、思春期に入って、おしゃれや異性に興味をもち始めると、親としては、対応に戸惑いますよね。大人への変化に心配もつのることと思います。もっと勉強してほしい、外面ではなく内面を磨いてほしい、という気持ちも、親であれば、もっともなことだと思います。
では、どう接したらいいのでしょうか。最初に申し上げておくと、一般的に、この種の問題には、「これ!」という正答がないように思います。「もっと大きくなってから自分の好きなものを着ればいい。今は、窮屈でも、親や家の方針に従うべき」、あるいは「子どもの気持ちを尊重し、さらには親も一緒になって洋服選びを楽しむ」など、いろいろな接し方があり得るでしょう。そのため、こうすべき、とひとつに絞るのがむずかしい問題なのだろうと思います。
そうであれば、まずは、あなたが、小学6年あるいは思春期初期のころはどうだったのだろう、と振り返ってみると、接し方を考えるうえで手がかりのひとつになるかもしれません。
子どもだったころのあなたはどうだったでしょう。ほしいものはあったけれども、親の言うことを聞いていたのか、それとも、親に反発して、自分の欲求を通していたのか。さらに、もし前者なら、親の言うことを聞いて自分の思い通りにならない時期があったからこそよい大人になったと今思えるのか、それとも、親に自分の気持ちをわかってもらえず、ただ不満がつのるばかりで、むしろ自分の成長にマイナスになったように思えるのか。人それぞれ、いろいろな自分がいて、子どものころの経験を基礎にして成長し、今の、大人の自分がいると思います。あなたはどんな子どもで、そして今どんな大人になっているでしょうか。
あなたの思い出の中で、「あのころ、親がこうしてくれたらよかったのに…」、あるいは「自分がこうすればよかった」という思いがあるのなら、それらを参考にし、あとは、娘さんの、あなたとは少し違う個性も考慮して接し方を考えてみるといいと思います。もちろん、娘さんと、できたらご主人も交えて話し合い、娘さん自身が納得できるようなルールづくりをしておくと、その後の親子のやりとりが、波風少なく、楽なものになるかと思います。
最後に、子どもの好みや欲求に親がかかわり、多少なりとも制限をかける場合は、子どもの気持ちを理解する姿勢を見せること、そしてもうひとつ、一度方針を決めたなら、できるだけブレないようにすることが大切です。今後、中・高も含めてその方針で通すのか、それとも、例えば1年更新でいくのか等々をあらかじめ決めておき、決めた期間の間は、親も子どもも約束を守っていくようにするといいと思います。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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