リーダーシップのない上司に不満

私の直属の上司は、業務内容を十分に理解しておらず、質問をしても的確な回答が返ってきません。早急に解決しなければならない問題が起きても優柔不断で結論に至らず、周囲のメンバーからも「頼りない」と見られており、チームの士気にも影響しています。こうした上司に変わってもらうには、どうすればよいのでしょうか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
会社は、共通の目的を持った人々が集まる組織であり、その目的の一つは「利益を上げること」です。そのためには、社員一人ひとりが自分の業務や役割を理解し、効率的に仕事を進めることが求められます。
しかし、上司が管理職としての役割を果たせていない場合、業務の停滞やチーム内の不満といった「ひずみ」が生じやすくなります。ご相談者のように「上司に変わってほしい」と感じるのは自然なことですが、現実的には、部下が上司を直接変えることは非常に難しいのが実情です。
組織には明確な上下関係があり、最終的な責任と決定権は上司にあります。部下が上司の判断に従わず独断で動くことは、基本的には許されません。したがって、上司の業務遂行に問題がある場合は、その上司本人に対して働きかけるのではなく、その上の上司に、現場で困っている状況について理解してもらい、動いてもらうことがひとつの現実的なアプローチです。
ただし、一般的に組織というものは、変わっていくために相応の手順や時間がかかります。焦って解決を求めると、ご自身の態度が問題視されることもあり得ますので、冷静かつ慎重に進めるべきでしょう。実際に現場でどんなことが困っているのか、事実をきちんと報告し、対処について指示をあおぐことは、折にふれてしていく必要があるでしょう。しかし、直属の上司を感情的に攻撃したり、侮ったりする行動は慎みましょう。
また、ご自身が、同僚や身近な人たちの信頼される存在であることも重要です。日頃から誠実に業務をこなし、理性的な態度を保つことで、同僚との信頼関係を築きましょう。問題意識を共有できる仲間がいれば、複数人で状況を伝えることで、より説得力のある働きかけが可能になります。
また、イライラや不満をためこみすぎず、同僚に相談したり、仕事以外の場でのリフレッシュする時間を意識的に持つなど、自分自身の心身のケアにも気をつけていきましょう。


みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。