長年、いぼ痔で悩んでいる。受診の目安は?
長年、いぼ痔で悩んでいます。排便後は外に出た痔を指で中に押し込み、痛くなったときは市販薬で対処しています。徐々に悪化しているので治療が必要かと思うのですが、なかなか受診する勇気が出ません。受診の目安があれば教えてください。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
痔核(いぼ痔)は、排便時のいきみ、便秘や下痢によって肛門に負担がかかることなどが原因で発症します。肛門周辺の静脈がうっ血して肛門の内側にいぼのような腫れが生じる内痔核と、肛門の歯状線(直腸と肛門の境目)よりも外側にできる外痔核に分けられます。
痔核が押し込んで元に戻るようであれば緊急性はありませんが、以下に挙げる点に注意しながら経過をみても症状が続く場合、痛みや出血がみられる場合には受診が必要です。
●腸内の環境を整え、規則的な排便習慣を心がける
●排便時は長くいきまないように、排便後は肛門部を洗い患部を清潔に保つ
●症状が強いときは、香辛料などの刺激物は避ける
●長時間同じ姿勢を続けないよう注意し、肛門に負担をかけないようにする
肛門のなかから患部が出てくる病気としては内痔核が最も多いですが、ほかの疾患との鑑別のためにも、お近くの肛門科や外科への受診をおすすめします。
治療は、軽度の痔核なら薬の使用と生活習慣の改善で症状を和らげることも可能です。保存療法を続けても痔核からの出血が改善されない場合や、痔核の脱出をくり返す場合には外科的療法が必要になります。
痔核の大きさや位置、重症度など、痔の症状はそれぞれ人によって違うので、どの治療法を選択するかは、症状に合わせて、主治医とよく相談して決めることが大切です。外科的療法は、より負担の少ない新しい治療法も開発されています。主治医とよく相談して、納得のいく方法を選びましょう。

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