インフルエンザが疑われる発熱。受診のタイミングは?
2025/12/03
発熱してインフルエンザが疑われる場合、どのタイミングで受診をするとよいでしょうか?
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
インフルエンザは感染後1〜3日程度の潜伏期間の後に発症します。突然、高熱が出て全身に倦怠感が現れ、筋肉痛、頭痛、嘔吐、下痢、のどの痛みなどが生じます。発熱期間は3〜5日であることが多く、通常、38℃以上の高熱が持続した後に解熱していく経緯をたどります。
発熱でインフルエンザが疑われ、受診して感染の有無を検査する場合、発症して間もない時期ですと、ウイルスの量が、迅速診断キットで検出できるところまで増えていないことがあります。ただ、ウイルスの増殖がピークを迎えるタイミングは個人差があるため、検査を受ける明確なタイミングは難しいところです。一方、保険診療での検査や抗インフルエンザ薬の服用は、48時間以内と定められています。
安静や休息、栄養補給によって、受診をせずに軽快していくこともありますが、症状が強い、時間の経過とともに症状が強くなる、そのほかの症状が出てくる場合には、検査のタイミング等は考慮せず、早めに受診しましょう。

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