子どもが溶連菌感染症に。家族も検査を受けるべき?

女性/30代
2025/11/20

子どもが溶連菌感染症にかかりました。子どもはほとんど回復したのですが、今度は夫がのどの痛みを訴えています。受診して、検査を受けてもらったほうがいいでしょうか。

この質問への回答

みんなの家庭の医学メディカルチーム

溶連菌感染症(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)は、5~15歳の学童期の子どもによくみられる感染症で、感染力が強く大人でも感染する可能性があります。

代表的な症状は、38℃以上の発熱、咽頭痛、扁桃炎や頸部リンパ節の腫れなどで、大人が感染した場合にも子どもと同様の症状がみられます。大人の場合は子どもと比較すると症状が軽く、溶連菌感染症と気づかないことも多いようです。


溶連菌感染症にかかっても、ほとんどの場合は後遺症を残すことなく、1週間程度で症状が改善されます。

一方、「猩紅熱(しょうこうねつ)」「リウマチ熱」「急性糸球体腎炎」といった合併症を引き起こすケースもあります。これらの疾患は、腎臓や心臓に重篤な影響を及ぼすことがあるため、身近な人が感染し、気になる症状がある場合は、必要な検査や適切な治療を受けることが大切です。


ご家族の場合、溶連菌感染症ではない可能性もありますが、溶連菌感染症であった場合、治療が遅れたり適切でないと上記のような合併症のリスクが高くなることが懸念されます。早めにかかりつけ医や内科を受診されることををおすすめします。


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