「中性脂肪が高い」と言われたときの主食のとり方とは

女性/40代
2025/11/11

健診で中性脂肪が高めであることを指摘されました。糖質のとりすぎが中性脂肪に影響すると聞きましたが、主食はどのように調整するのがいいのでしょうか?

この質問への回答

みんなの家庭の医学メディカルチーム

中性脂肪はエネルギーの元となる物質です。食事からとったり、肝臓で合成されることで、体内で使われます。油の取りすぎだけでなく、炭水化物(糖質)の過剰摂取や、アルコールの飲みすぎ、また運動不足などでエネルギーが使われずに余ってしまうことで、中性脂肪値は上がってきます。


主食はエネルギー源となる食品のため、調整する場合は極端に減らすのではなく、体重や活動量によって調整されることをおすすめします。減らしすぎると、主食から得られるビタミンB1や食物繊維の摂取量が不足する可能性がでてきます。

成人の場合、ごはんは茶碗1杯程度(150g)を目安にし、おかわりは控えるようにしましょう。白米よりも玄米や雑穀米、全粒粉パンなど未精製のものを選ぶようにすると、ビタミンB1や食物繊維がより充実します。


中性脂肪値を改善するためには、主食以外にも以下の点に注意しましょう。

●甘いものを控える:

菓子類、清涼飲料水などの糖類の多い食品は中性脂肪を増加させます。

●果物の食べすぎに注意:

果物に含まれる果糖は中性脂肪の合成に利用されます。1日の目安はみかんなら2個、りんごなら1/2個程度を目安にしましょう。

● 魚を積極的に摂取:

魚に含まれる不飽和脂肪酸には中性脂肪を減らす作用があります。

●アルコールは適量に:

アルコールの過剰摂取は中性脂肪を増やすので注意しましょう。


1日3食、規則正しく食べることも大切です。欠食があると、肝臓に脂肪がたまりやすくなり、次の食事での食べすぎにつながります。主食、主菜、副菜をバランスよく組み合わせた食事を心がけましょう。


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