「中性脂肪が高い」と言われたときの主食のとり方とは
健診で中性脂肪が高めであることを指摘されました。糖質のとりすぎが中性脂肪に影響すると聞きましたが、主食はどのように調整するのがいいのでしょうか?
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
中性脂肪はエネルギーの元となる物質です。食事からとったり、肝臓で合成されることで、体内で使われます。油の取りすぎだけでなく、炭水化物(糖質)の過剰摂取や、アルコールの飲みすぎ、また運動不足などでエネルギーが使われずに余ってしまうことで、中性脂肪値は上がってきます。
主食はエネルギー源となる食品のため、調整する場合は極端に減らすのではなく、体重や活動量によって調整されることをおすすめします。減らしすぎると、主食から得られるビタミンB1や食物繊維の摂取量が不足する可能性がでてきます。
成人の場合、ごはんは茶碗1杯程度(150g)を目安にし、おかわりは控えるようにしましょう。白米よりも玄米や雑穀米、全粒粉パンなど未精製のものを選ぶようにすると、ビタミンB1や食物繊維がより充実します。
中性脂肪値を改善するためには、主食以外にも以下の点に注意しましょう。
●甘いものを控える:
菓子類、清涼飲料水などの糖類の多い食品は中性脂肪を増加させます。
●果物の食べすぎに注意:
果物に含まれる果糖は中性脂肪の合成に利用されます。1日の目安はみかんなら2個、りんごなら1/2個程度を目安にしましょう。
● 魚を積極的に摂取:
魚に含まれる不飽和脂肪酸には中性脂肪を減らす作用があります。
●アルコールは適量に:
アルコールの過剰摂取は中性脂肪を増やすので注意しましょう。
1日3食、規則正しく食べることも大切です。欠食があると、肝臓に脂肪がたまりやすくなり、次の食事での食べすぎにつながります。主食、主菜、副菜をバランスよく組み合わせた食事を心がけましょう。

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