中学生の娘が健診で胸椎側彎変形を指摘された

女性/40代
2025/10/29

中学1年生の娘が、健康診断の胸部X線検査で軽度の胸椎側彎変形を指摘されました。受診させたほうがよいのでしょうか。

この質問への回答

みんなの家庭の医学メディカルチーム

脊柱が側方へ湾曲する状態のことを「脊柱側彎症(せきちゅうそくわんしょう)」といい、小学校高学年から思春期の女性に発症しやすい傾向があります。

多くは無症状で、湾曲が軽度の場合、通常、経過観察となります。進行すると、腰痛や背部痛、胸郭(胸部)の変形など、明らかな体幹の非対称性が目立つようになり、重度の場合は手術が必要となります。


脊柱は、頸椎・胸椎・腰椎・仙椎・尾骨に分かれていますが、娘さんの場合、胸椎の部分に彎曲の症状がみられるということになります。

原因としては、脊椎のねじれによって彎曲が生じる場合や、姿勢不良、足の長さの左右差、腰痛などによる一時的な側彎症(機能性脊柱側彎症)の場合もあります。

進行すると、背中や腰にこり・痛みが出たり、肺活量の減少で息切れを感じるようなこともあります。


健診結果には、再検査・受診時期、受診科目の指示がある場合があります。今後については、健診結果の指示に従うのがよいでしょう。軽度の所見とのことですので、通常は経過観察となりますが、不安があるようでしたら整形外科を受診し、相談されるとよいでしょう。

受診の際には、健診結果を持参されるようおすすめします。


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