家族の病気療養で気持ちが沈みがち

女性/40代
2025/10/27

家族が2年ほど病気療養を続けており、日々の様子を見ているうちに気持ちが沈みがちになっています。心身のバランスを保つためにできることがあれば教えてください。

この質問への回答

みんなの家庭の医学メディカルチーム

つらい状況に心を痛めているとき、心身の負担は大きくなりがちです。気持ちを切り替える方法は人それぞれですが、まずは日々の生活習慣を整えることを意識してみましょう。


まず心身の疲れがあるときは、できるだけ規則正しい生活を送ることが大切です。平日と休日の起床・就寝時間が大きく変わらないよう、規則正しい生活リズムを意識しましょう。1日3食の食事も心身のバランスを保つために欠かせません。特にたんぱく質は、心に負担があるときほどしっかりと補給するとよいでしょう。また、炭水化物の主食は脳の貴重なエネルギー源となります。野菜や海藻にはからだの調子を整えるビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。


また、心地よいと感じるペースで30分ほど歩くこともおすすめです。心地よいと感じることで「アンチ憂うつ物質」とも呼ばれるセロトニンなどが体内に分泌され、ストレスや疲れによる筋肉の緊張を緩和するほか、脳の血流改善、睡眠の質向上にも役立つといわれています。


疲れを感じたら、ゆっくりとぬるめの湯に浸かり、お気に入りの香りの入浴剤を使うのもよいでしょう。良質の睡眠をとるために、就寝前には少し暗めの間接照明や好きな音楽を聞いてもよいと思います。就寝前の2時間はリラックスして心地よいと感じられる環境をつくり、心身を労わりたいものです。気持ちが楽に感じられる習慣は、心身のバランスや調子を整え、抵抗力を高めることにもつながるでしょう。


もし気持ちの整理が難しいと感じるときは、専門の相談窓口や公的機関の利用も検討してみてください。ご家族がかかっている病院に医療相談室などがあれば、ソーシャルワーカーなどに相談してもよいと思います。誰かと話すことで、次の一歩が見えてくることもあります。ひとりで抱え込まず、必要に応じて支援を受けることも大切です。


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