中心静脈栄養法の特徴が知りたい
2025/10/12
入院中の高齢の母について、嚥下の機能が弱まっているため、主治医から中心静脈栄養法を検討するよう言われました。中心静脈栄養法の特徴を教えてください。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
中心静脈栄養法は、食物の経口摂取が困難な場合でも、長期間にわたって栄養補給が可能となることが特徴です。方法としては、鎖骨下静脈などの中心静脈にカテーテルを留置し、生命維持に必要な栄養素(炭水化物、たんぱく質、アミノ酸、脂質、ミネラル、ビタミンなど)を高カロリー輸液で投与します。
末梢静脈栄養と比較すると、長期間にわたってカテーテルを留置することが可能なため、高カロリーの栄養を安定して供給できます。
一方、長期間カテーテルを留置することによって、血管や血液への感染を引き起こしたり、合併症を発症する可能性があります。また、消化管を使わないことで腸の機能が低下するリスクもあり、注意が必要です。
中心静脈栄養法には複数の方法があり、それぞれメリット・デメリットがあります。お母様の希望や状態を考慮し、今後の治療方針について主治医によく相談されることをおすすめします。

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