過長月経の原因は更年期?

2025/10/03
いつも5日で終わる生理が、8日目まで続いています。更年期のせいでしょうか? それとも何か病気の可能性はありますか?
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
一般的な月経の持続日数は3~7日で、1回の月経が8日以上続くものを過長月経といいます。人によって異なりますが、閉経への移行期になると、卵巣機能が不安定になるため、これまでの周期とは異なる出血を起こしやすくなります。そのほかに、ダイエットやストレス、疲れ、偏った食事など、ちょっとした環境や生活のリズムの変化が、ホルモンの分泌に変調をきたす誘因となります。
40歳を過ぎたころから月経の周期はしだいに短くなる場合が多く、月に2回あることも珍しくありません。月経が長引いたり、頻繁になったりすることで、貧血などの懸念も出てきます。また、子宮内膜症やポリープなど、婦人科系の疾患が出血の原因となっている可能性はないか確認しておくことも大切です。月経が8日以上続く場合には、婦人科への受診をおすすめします。
子宮や膣など臓器に異常がなく、更年期のホルモンバランスによる症状と診断された際には、一般的にホルモン剤や止血剤で月経のコントロールをしながら経過をみることもあります。
日ごろの体調管理や、更年期の心身の変化などについても相談できる、婦人科のかかりつけ医をもっておくと安心でしょう。


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