単純性紫斑を発症しやすい人とは?

2025/10/01
単純性紫斑とは、どんな症状が現れますか? また、発症しやすい人はどんな人でしょうか?
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
単純性紫斑は、ぶつけるなどの刺激がないにもかかわらず、米粒大の点状の皮下出血(紫斑)が多数に散在して現れます。症状が現れる部位は、四肢(おもに下肢)や臀部、上腕です。
単純性紫斑の特徴は、紫斑が唯一の症状であるという点です。ほかの部位からの出血や、貧血などの出血症状はみられません。また、血液検査において、出血に関する項目は正常値を示します。
この疾患は、20~40歳代の女性に多く見られることがわかっており、ご家族にあざができやすい人がいる場合は、単純性紫斑がみられるかもしれません。特別な治療は必要なく、多くは2~4週間程度で自然に吸収され、紫斑は消失していきます。
過労や月経で紫斑が現れやすいため、ホルモンが血管へ影響している可能性が指摘されており、月経痛や頭痛で使用する鎮痛剤(NSAIDs)は、血小板を低下させ、症状を悪化させてしまう可能性があるため、使用を控える場合があります。


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